知らずに著作権を侵害していない?ブログに写真をアップする時の注意点

簡単に収入が見込めると言われて人気になっているトレンドブログ。ほとんどのトレンドブログでは芸能人の写真を含め、たくさんの写真が使われていますね。見た目も華やかで魅力的なブログである事は確かですが、著作権を侵害しているであろう写真を載せているブログも数多く見受けられます。

Web上にある画像や文章はすべて著作物にあたります。

有名人の写真を含め、Web上で見つけた素敵な写真や画像、文章などのコンテンツを無断でコピーして使用することは著作権の侵害に当たります。

写真を加工すれば問題ないと言われたりしているようですが、著作権で保護されているものを著作者の許可なく勝手に加工してブログにアップすることはもちろん著作権侵害に当たります。

著作者の許可なくブログにアップしてもよいのは引用として使用する時のみです。

引用の使用条件をしっかり確認しておきましょう

写真や文章などを引用するときには4つの注意点を守っているか確認して下さい。

*引用する必要性がある
*自分の著作物と引用部分が区別されている
*自分の著作物が主体である
*出所が明示されている

引用はあくまでもあなたのブログコンテンツを作る上で理解の助けになるために補足的に利用するものである必要があります。

そのため、コンテンツのほとんどが引用で占められることはNGです。

では、出所を明示すればトレンドブログで写真を載せても大丈夫なの?

確かに引用するときの条件に「出所が明示されている」という項目があるのですが、肖像権などの問題もあります。

トレンドブログでの芸能人の写真利用に関してはグレーであり、全く問題ないとは言い切れません。

単純にネットの写真画像を検索して写真をコピペしたりするとすれば、確実な出所は分からないのです。

ネットの画像検索で見つけた写真を利用したり、個人ブログで使われている写真や個人のツイッターの画像などは引用としても使う事は避けた方が無難です。

それでも、みんな勝手に写真や画像を使っているみたいだから見つからなければ問題ないんじゃないの?

確かに著作権は親告罪なので、著作権者が画像取り下げなどの訴えを起こさない限り写真をそのままブログで使用したままでも問題ないということになります。

著作権に違反していたとしても、バレなければそのまま使うことができてしまうという事になります。

逆に著作権者側が自身にとってメリットになると感じていれば写真を利用されても黙認するケースもあるようです。

ここが写真利用に関してはグレーだと言われるゆえんでしょう。

ネットでの写真利用に関しては著作権に違反しているかどうかよりも”著作権者やGoogleが著作権違反と判断するかどうか”にかかっているのです。

だからといって、好き放題に写真画像をネットにアップすることは危険です。

写真画像を削除するだけで丸く収まる場合はいいですが、場合によっては著作権法違反により罰金を支払わなくてはならなくなるケースもあります。

2. 罰則
著作権侵害は犯罪であり、被害者である著作権者が告訴することで侵害者を処罰することができます(親告罪)。著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれれています。

また、法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。

さらに、平成24年10月の著作権法改正により、私的使用目的であっても、無断でアップロードされていることを知っていて、かつダウンロードする著作物等が有償で提供・提示されていることを知っていた場合、そのサイトから自動公衆送信でデジタル録音・録画を行うと、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金が科せられることになりました。

引用元:公益社団法人著作権情報センターHP

特にGoogle AdSenseで収益を得ている場合、Google側から警告を受けてしまうリスクを考えるとむやみに写真を載せる事は賢い選択とは言えないでしょう。

結論・写真画像は出所不明のものは引用しないようにしよう

写真利用に関してはあくまでもグレーな領域の為、絶対に使用てはいけないと言い切れません。

あくまでも自己責任です。

ですが、引用として写真利用をした場合でも著作権者から削除依頼が来た場合には速やかに写真は削除しましょう。

Amazonアフィリエイトを利用すれば芸能人の写真を載せることができる。

それじゃあ、著作権の違反を気にしていたら何もできないじゃないか!と思ってしまいますよね。

理想としては過剰に写真を使わずに魅力的な記事を書きあげることですが、やはり写真があった方が見栄えがいいのは確かです。

そんな時に利用できるのが、Amazonアフィリエイト(Amazonアソシエイト・プログラム)です。

例えばこの方、ピコ太郎さんです。もうすっかりブームも過ぎ去った感がありますが(笑)

Amazonアフィリエイトでは広告のタイプが選べるようになっており、写真のみの広告もあるのでこのように写真代わりとして利用ができます。

たいていの有名人ならAmazonで出てくるので、写真を入れたい時に利用してみて下さい。

Amazonアソシエイト・プログラムを利用するにはAmazonのアカウントが必要となります。

詳しくは
➡Amazonアソシエイト・プログラム

著作権まめ知識

知的財産権って何?

知的財産権制度とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度です。

引用元:特許庁HP

知的財産権は「知的創造物についての権利」と「営業上の標識についての権利」の2つに大きく分けられています。

「知的創造物についての権利」は更に7つの権利に分けられていますが、著作権はその中の1つです。中でも一番よく知られているのは特許権です。

著作権法で保護されるコンテンツ

著作権は写真を始めとして、音楽・映画・小説・コンピュータープログラムなど、様々なものに当てはまります。

著作権は特許権とは違い、登録などの必要はありません。作品が作られた時点で自動的に発生する権利で、著作者の死後50年間保護されます。

私的複製って何?著作権者の許諾なしに著作物を利用できる範囲とは

私的複製とは、個人的な利用目的のために著作物を複製することを言います。

あなたもレンタルCDやDVDをパソコンにコピーしたり、TV番組を録画したりしますよね?そういった行為はすべて私的複製に当たります。

著作権法では私的複製を認めているので、個人利用目的のみの場合は著作権者に許諾を得る必要はありません。

私的複製として認められている行為

*音楽CDのダビング
*書籍や資料のコピー
*TVの録画
*TV画面の写真撮影
*アーティストのコンサートの録画や録音
*本の自炊(書籍をスキャンで読み込んでデータ化すること)

アーティストのコンサートの録画や録音は著作権違反ではないという事は意外ですよね?ただ著作権に違反していなくても、アーティスト側が録画や録音を禁止している場合はもちろんやってはいけません。

市販のDVDに関しては複製できないようになっているので、DVD複製防止の技術コードを解除してDVDを複製することは著作権法の違反となります。

本の自炊に関しては”自分ですべての作業を行う場合”のみ私的複製と認められています。誰かに頼んで自炊をしてもらったり、業者にお金を払ってデータ化してもらうことは著作権法に違反することになります。

私的複製はあくまで個人での利用目的のみ許される行為なので、誰かにあげる為にコピーをしたり、お金を支払ってコピー作業を依頼することは著作権法違反となるのです。

インターネットの普及とデジタル化社会が進む中、著作権法は日々複雑になっています。

ですが、全く知らなかったでは済まされない時代です。知的財産権に関して基本的な内容は知っておきましょう!

《参考文献》
モバイルネットワーク時代の情報倫理 第2版
学校で知っておきたい著作権〈3〉ネットの写真はSNSで使ってもいいの?
SNS時代の写真ルールとマナー (朝日新書)
写真著作権 第2版 (ユニ知的所有権ブックス NO.19)